第30話

どう考えても、エッチ慣れしてるし。

キスだって⋯。

私以外の子としたことあるってこと。


美人⋯⋯。

綺麗な人⋯。



「⋯ムカついただけ⋯。晃貴も私が初めてだったら良かったのにって⋯」


「⋯」


「⋯怒ってごめんね?」


「⋯」


「今は晃貴、私のだもんね」



私はそう言って、晃貴を見つめた。


晃貴は優しくフッと笑い、私にキスをしようしたのか、顔を傾けてきて。




「ヤキモチ妬いた?」



近距離で、嬉しそうに呟く。

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