第32話

今日はいつも通り、レストランでバイトをして、夕方で終わったため、帰りはスーパーで買い物をした。





一週間分の食品を買うとやっぱり重くなってしまう。




食品の入った袋を両手に持ちながら歩いていると、「おい」と声がした。




「貸せ。」そういいながら、私の持っていた荷物をもつ。




東雲くんだった。





「重いよ。」私がいうと「だから、持ってんだよ。」

そういった。




「そっか、ありがとう。」




彼はとても優しい。





「この辺に住んでるの?」と聞くと「いや、バイト先が近い。繁華街でバイトしてる。」と答えた。





家まで送ってくれて「ありがとう」と言うと、やっぱり彼は「別に…」と言った。






家に帰り、夕食の準備をする。





父は相変わらず部屋に篭っている。




春樹は、ゲームをしていて、茉莉花は受験勉強をしている。

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