第32話

「えっ、何それ?」


「オチです」


「いやいや、こんなんで終わられへんよ、ていうか落ちてないし、なんやねんシックスセンスって、どっからでてきてん」


「あなたの眠っていた能力から出てきたのです」


「なんやねん、それ?

 そんなんいらんねん、扇子がいるねん、

 いっぱいいるねん、最近何本あっても足らんねん」


「何本いるねんねん?」


「五、六本?」


「ギロッポンみたいに言うな」


「ゆうてへん!」


「なんや結局六本で良かったんじゃないですか」


「うるさい💢

 で、いくらやねん?」


「六本セットで七、ハ千円でどうですか?」


「なんでアバウトやねん!」


「高いですか?高いですね二千円でどうです?」


「なんで急に値下げするねん?」


「あっ、二千ゴールドになります」


「お前今その設定忘れてたやろ」


「今ならこちらの小型扇風機もおつけします」


「こら、商品の性能をオマケが越えてもうとるがな」


「毎度ありぃ」


「こらぁ、話を聞けぇ」

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