第24話

お母さん達が居ない今、私が遊李の母親代わりなんだから。



確かにこの頃、お母さん達は1ヶ月に2回ぐらいにしか家に帰ってこない


遊李が入院し始めた時は一週間に1回のペースで来てたのに




いつのまにか、だんだんと帰ってくる幅が空いていった




友達と遊びたい

彼氏がほしい

そう思ってるんじゃないの?




本当は桃の言う通りかもしれない


久しぶりにカラオケだって行きたいし、服だって買いに行きたい。桃と時間を気にせず遊びたい。


中学の時だって好きな人は出来た。あの人いいなって思う人はいた。



だけど、もし行動して


私がそっちの方向に行って戻れなくなってしまったら…




遊李は本当に一人になってしまう

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