第30話

お兄ちゃんもいないし、

もちろん辰巳さんも、大駕もいない。

実さんはたまにくるけど、実さんも働いている身。毎日くるわけじゃないから。



「確かにそうだな、胡桃、灰皿も出しといて」


「何枚?」


「んー、3枚ぐらいでいい」


「私結構ここで働いてるよね」


「そうか?そうでもねぇだろ」


「そろそろ給料あってもよくない?」


「時給200円なら出してやる」


「変態め」

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