第28話

繁華街の外れにある喫茶店もどきのお店。



────カラン、とグラスにつがれたコーラと氷をストローで1周させて。

はあ⋯と、ため息をつきながらカウンターの上に伏せた。





「暇なら手伝えよ」



学校終わり、私は大駕の働いているお店にやってきた。

ここは朝は喫茶店、昼間はCLOSE、夜はバーになっているらしく。

大駕の叔父に夜の時間を任されている大駕はオープン前の掃除をしていて。



「⋯暇じゃないし」


「どう見ても暇だろ、拭いてろ」




大駕に雑巾を投げつけられ、私は渋々カウンターの上をふき。

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