第25話
もう何度目かの裕太の部屋。
そういう流れになった私と裕太は、薄暗い中、お互い裸になり、ベットの中にいた。
「⋯痛い?」
いつもよりも熱い吐息を出す裕太が、私を心配して聞いてくる。
想像してた痛みの種類とは少し違った。
生理痛のような痛みなのかなって思っていたけど、そんなんじゃない。
押し広げられて、異物が入ってくる感覚⋯。
痛いような、苦しいような⋯。
正直、痛い私は、全て私の中に入った時、顔を歪めてたてに動かした。
「大丈夫⋯、動いていいよ⋯」
そういう私に、裕太は眉を下げて。
「いったん抜いた方が良いな、痛そうな顔してる」
「いいよ⋯、大丈夫⋯。初めだけでしょ?」
こういう行為が、痛いというのは。
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