第27話
えっ、どうして女の子が、いるの⋯?
もしかしてここはメビウスじゃないの?
そう思って部屋の中を見渡せば、いやでも見覚えのある景色が写り。
けれども、物が何もないこの部屋は、ベットや机などの家具しかなく。
「静かに、してください⋯」
今でも泣きだしそうな女の子⋯。
私と同い年ぐらいの、見たことも無い女の子。
そんな彼女の服は、やけに乱れていて。
肩から、下着が見えるほどで。
「見つかっちゃう⋯⋯」
見つかる―――⋯?
誰に。
そんなの、誰か決まってる。
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