第33話

「ふぅー、結構距離あったなー、ちょっとここで休もう・・・

にしてもでっかいなー・・・

ビリケンさんおらんのかなー?」


なんでやろ?

こっち来てから独り言が多なったし、関西弁がきつくなってる気がする・・・







「奈菜香ちゃん?」


びくっ!

「ワタシニホンゴワカリマセン」


「なんでやねん、おれや、覚えてない?」


「あっ!ビリケンさん?」


「誰がビリケンさんやねん、誰がビリケンさんやねん!」


なんで二回ゆうねん・・・

なんか前にもこんなんあった気ぃする・・・


「ヤヒチ君!」


「うん、おしい、ヤシチです・・・」


「ごめん、里奈のがうつった・・・」


突然、身構えるヤシチくん・・・




「あっ、里奈なら日本やでー」


「あっ、そうなん・・・」


ものすごいホッとした顔のヤシチくん・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る