第9話

ちなみに家が老舗のせんべい屋の私は着物には慣れていた。

そんな和のあふれる家がいやで私はパリに留学したのだが・・・


海外で生活してみて痛烈に感じたのは、自分が日本について何も知らなかったこと・・・


日本の伝統や歴史など聞かれてもあいまいな答えしかできない自分がひどく恥ずかしかった・・・


もっと勉強しとけばよかったと後悔した・・・


それから私はあんなにいやがった和をパリで学び、日本の伝統や文化を積極的に取り入れ、逆に和が大好きになった・・・



今日は一生に一度の大切な成人式、それを星人式などにされるわけにはいかない・・・


バルタンに未練たらたらの里奈をなんとか成人式会場に連れて行く・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る