第6話
九瑠璃と長は海浜公園でのんびりお菓子を食べていたが、それだけでは物足りず、人が少なくなったであろう平日のオフィス街に来ていた。
「まー君何が食べたい?」
「僕はなんでも良いよ。てかまーくんって」と言って笑う
「将門君の方が良い?」
「それもなんでも良いっちゃ良いけど、、」少し間を空けて長は答える
「じゃあまーくんで」
「はいはい。で何食う?」
「うどんか蕎麦で悩む」
「お前はおっさんか!そして悩むな!」
「うどんにしようかな」
「じゃあこっちだな。そういえば才田さんこの辺で働いてたっけ?」
将門は九瑠璃を先導する様に少し前を歩いていく。
「廻子さんに会えるかな?」
「忙しいだろうから、邪魔は良く無いと思うぞ」
「此処で良いか?」
メニューをまじまじと見つめる
「天ぷらうどんが良い」
九瑠璃は笑顔である。
その表情を見て安心したのか将門もゆっくりメニュー表を見つめる
「じゃあ俺は肉うどんにしようかな」
「食うぞー」
大声をあげ両手を上げる九瑠璃につづいて将門も店に入っていく。
席にはすぐ案内され注文をし、ゆっくりと待つ。
席には案内されたものの、この時間でも店はそれなりに繁盛していて、なかなかうどんがきそうに無いなぁなんて話していた。
周りはおじさんだらけ。少々浮いている。。
と思って静かに待っていると、隣のザ・サラリーマンのおじさんさん達が気になる事を話していた。
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