第4話
ある日、2ヶ月前、
私は予備校帰りに、襲われた。
言葉通り、襲われた。
―――月のない夜。
―――真っ暗闇。
―――動く大きな車。
―――何人もの、男の笑い声。
「おい、ケイ、写真撮っとけよ」
―――息苦しい
―――掴まれた手首が痛い
―――下半身が、割れるよう
ようやく終わった時には、男の欲で汚れきっていた。
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