第27話

職質であってる??



てか、職業って……。



まだ無職なんですけど……。




え!?



だってJKはっっ


JKは職業じゃないでしょ!?




「…………」



「「「「…………」」」」




めっちゃ見られとるっ!!



めっちゃ怪しまれとるっ!!




聞き逃さないようにと、めっちゃ静かに見られとるっ!!




えー……。


職業でしょー。



このパーティーは




王子=王子……職業??



インテリ眼鏡=銃騎士



ゴリラ=格闘家



リリ嬢=魔法士




だが、これって職業か?


ここに来て初めて疑問に思ったわ。




えー……




「おい、本当にコイツ、すげぇ怪しいんだけど」




まだコイツ言うか!!




「あたしの職業はっ!!」



「「「「職業は??」」」」



「う"……」




そんなに四人で凝視してこんでも……。




























「ギックリ腰持ちのJKです……」




ぐぬぅー……声が小さくなった。




「「「「え!?」」」」




いやいやいや、なんで皆で??みたいな顔をしてんの!?



聞こえてたよね!?


絶対に聞こえてたよね!?




「聞こえねぇーぞ」




王子、この野郎ーっ!!



後で覚えとけよー!!




「ギックリ腰持ちのJKでっす!!」



「「「「…………」」」」

















のっぁああっ!!!!




なぁあああああに言ってんだ、あたしーーーーーっ!!



ギックリ腰はっ


ギックリ腰いらんだろーっ!!




「コイツ頭大丈夫か?コイツマジで何言ってんだ?コイツ……」



「コイツ、コイツとうるさいんじゃっ王子!!この野郎っ王子、この野郎ーーーっ!!」



「おおおおおおっ!?」




堪忍袋の緒が切れたあたしは王子にガバチョと掴みかかった!!

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