第7話

いつの間にか空はどんより曇り空。



いつ雨が降ってもおかしくない状況でーー。





あたし達はカートを挟んで互いの正面に立つ。




見つめあうこと数秒。




バッとイオリが何かを掲げた。




「そっ、それはっ!!」




我が命っ!!



ファイナル・クエスト10!!




「ついでだ!!お前の分も買ってきてやったぞ!!」



「神よっ!!」




ここにアイドル顔のGODLESSが居たっっ‼




「薄情なんて言ってすみませんでした!!」




ギックリ腰のせいで頭は下げられないから、誠心誠意声で詫びる。




「うむ!!敬え!!崇め奉れっ!!」



「それはやだ!!」



「アホか!!」



「お菓子もジュースも夜食もバッチリだ」




あたしは買い物袋を見せる。




「「…………」」




うむ、と二人で頷く。




「よし!!帰るぞ!!付いて来い愚民よ!!」



「誰が愚民だ!!が、帰るのは賛成だ!!」




あたしは今一番の速さで家へ向かうのだった。













ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ












「うるさいなっ!!」




神からツッコミが入った!!

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