第31話

また、前みたく突然いなくなったりするんじゃないかと不安になる。




電話をしたくても携帯の番号は聞いてなかった。

連絡先を聞かなかった自分を罵る。




次の日もイズミが仕事を休んだことを知ると、我慢出来ずに家まで様子を見に行くことにする。




…顔が見れるだけでいい




何度もイズミを降ろした家のチャイムを押す。何の反応もない。




そのまま何度も音を鳴らすと、ドアの向こうから人の気配が伝わってきた。




扉が開き、太陽の光が暗めの玄関と、扉を開けた人物の顔を照らし出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る