第4話

「うぜぇ…」




そう吐き捨てながらも、暁人という親友の存在に、いつも救われた。




怖がったり、媚びを売ったりしてこない、そんな存在に。





この頃の俺は、軽く人間不信になっていたのかもしれない。




だから大学は県外にした。




ただ、普通の人のように生活してみたいと、それだけ。




だけど、




゛それだけ¨を求めていた俺は、それ以上を見つける事になった……




俺自身を見つめてくれる純粋な瞳を……

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