第Ⅰ章 第12話

「はい、存じ上げています。あそこには私の幼馴染が所属していますし、あそこのギルドマスターであるリリウッド様の事も存じておりますが・・・それが何か関係しているのですか?」

私はそう答えた。


「なら、あそこのギルドマスターと副ギルドマスターが急に変わった事も知って居るかな?」

リーベルさんはそう聞いた。


「はい、存じております。


それと実は先程、貴方とお逢いする為にここに来た際、リリベルの現ギルドマスターに何故かなっている男・アドルフ・フィリップスに絡まれました」

私はギルドに来た際の話をした。


「そうだったのか。大丈夫だった?」

リーベルさんはそう聞いた。「何とか」

私はそう答えた。


「それで、どの様な要件ですか?リーベルさん」

そう聞いたのは、フレデリックだった。


「そうだった。さっきの話を統合して、ギルド上層部が望んでいるのは、ギルド・リリベルの調査だ。


もし、リリベルに犯罪者がいるならば、ギルドとしては由々しき事態だからな」

リーベルさんはそう言った。


「成程。では、その3つの依頼についてですが私達、アストレアは引き受けまさせて頂きたいと思っております。


・・・ですが・・・一つだけお願いが御座います。聞いて頂いても宜しいでしょうか?」

私は、丁寧にリーベルさんにそう聞いた

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