第8話

「翔に車で送ってもらったから…」




言いながらソファーの方へ向かっていき、亮太兄の隣に座った。

横を見てみると楽しそうに口元を上げる亮太兄と目が合う。




「…なに?」




「心配なんだな」




……心配?




「…何が?」




不思議に思い、笑っている亮太兄の顔をジッと見つめた。




「お前の事が。新城さんがこんな過保護なんて思わなかった」




祐樹が過保護?

言われてみれば、そんな気もする…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る