第7話
マンションの中に入りエレベーターを待つ。
歌舞伎町のホストクラブのNo.1である亮太兄のマンションは綺麗で無駄に豪華だった。
一般人のあたしから見れば、どこもかしこも眩しい。
チンっという音と共に開いたエレベーターに乗り込み、ボタンを押す。
亮太兄の部屋のある階で止まったエレベーターを降りると、通路を歩き部屋の扉を開けた。
「ただいま~」
「お帰り。早かったな今日は」
リビングに入って行くと、ソファーに座って雑誌を読んでいた亮太兄が顔を上げた。
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