第6話

それはいつの祐樹の事なのだろうか…?




「昔っていつの事?……もしかして、6年前?」




「そうっス。でもあの人はもっと若い頃から有名でしたよ」




「有名?なんで?」




「そりゃあ…って、こんなこと姐さんに言っていいんスかね?」




「教えてよ」




そんな言い方されたら余計気になるし!!




その時、車が丁度亮太兄のマンションの下に到着した。




「その話は直接若頭に聞いてください」




続きを聞こうと待っているあたしに、後ろを振り返った翔が言った。




少し不満に思いながらも車を降り、その話題は終わった。

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