第28話
「わかってるけど、イズミの髪の毛綺麗なんだもん。身長も低いし…」
そんなことを言いながら、トモが笑った。
昔から変わらない笑顔で。
「何があるなら、絶対に言いなさいよ」
そう、言って
夜の歌舞伎町に消えて行った。
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