第27話

また、去っていく未紗の背中を見送りながら深い溜め息を溢す



ふと感じる視線は――


「…陽南」


だけど、目が合えばまるで泣いているように笑うから


切なくなる



どうしようもないこの悪循環に俺はどんどん追い詰められる

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