第2話

「夏輝、朝だよ。夏輝!ほらっ、起きなさいよ。遅刻しちゃうでしょ!!」


寝ぼけた頭にキィンと響く声


揺らされる体


「…~~~んー…あともう5分ー」


布団を頭まで被るも


「ダメっ!起きないと置いていくわよ?いいの?」


そう言って布団を引き剥がされる


「さむっ!寒いよ、陽南!……わかったよ。いま起きるから、待って」



グイッと陽南の腕を掴んで引き寄せる



「おはようの…キスは?」


「……」

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