第21話
それからほぼ毎日、彼が練習するところを見に行った
真剣に、だけど楽しそうに野球をする芹沢君から
目が離せなくなってきていた
だけど、それを恋だと理解するまでにさらにしばらく時間がかかった
恋がしたいって思ってはいても、そんなに簡単にすぐに、他の人を好きになるほど器用じゃない
だから、彼を見かける度にドキドキしたとしても
これは気のせいだと、自分の心に無理やり鍵をかけてしまっていたのかもしれない
別に恋をしたくないわけじゃないのに、なぜか…素直に彼を好きなんだと、認めることができなかった
正直、今まで好きになった人とはまるで違うタイプだったからかもしれない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます