第33話
アタシはマンションに戻ると少し寝室で休んでいた
すると額にひんやりとした感覚で目が覚める
目を開けると滝川君がベッドの端に座ってアタシに触れていた
「大丈夫?」
アタシは滝川君の手を握った
「・・うん、今日はゴメンね。」
「なんか謝ってばかりだけど、別に気にしていない。俺自身は別に周りに知られてもいいけど・・そういうわけにはいかない事ぐらい分かってる。だけどはなが“俺を誘った”発言はちょっとビックリした。」
「・・だって亨也君に“付き合ってる”とは言えないから、それならまだアタシが滝川君に好意を持っていると思わせた方がいい。」
「そう?」
「うん、だって“滝川先生は見込みないみたい”ってあっさり言われたから。」
滝川君は薄く笑う
そして横になっているアタシに近づく
「ホントは俺の方がその気が有りすぎ・・なんてね、」
そう言って優しく唇を重ねた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます