SPICE！？ 4

「はなチャン？どうしたの・・、」

アタシは亨也君の声を無視して

「か、帰り道また息苦しくなったら不安だから一緒に帰って・・ください。」

「・・いいけど。」

・・良かった、

アタシは心が軽くなって

ベッドから急いで下りて身なりを整える

「・・チャンス到来ってやつ？」

亨也君の言葉にアタシは反応する

「そうよ、悪い？アタシは亨也君には興味ないもの。」

アタシが興味があるのは・・

違う

アタシが焦がれるのは

滝川君だけ

アタシは少しフラつく身体を自分で保ちながら

ドアの近くにいる滝川君を引っ張って

ドアを閉めた

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