第26話

―――――



俺は診察時間を終えると

帰宅準備をして、エレベーターに向かった



はなはまた残業かな・・


そんな事を思いながら


エレベーターの下のボタンを押した



エレベーターは6階からダイレクトに3階まで降りてくる



珍しい


いつもは結構この時間帯は混んでるのに・・



そんな事を考えていたら


エレベーターが開く



俺の前に何人か職員が乗り込んだ




最後に俺が乗ると



「あ、滝川先生。」



耳障りな昼間の声が聞こえた



そちらに目をやると



耳障りな男の隣に



機嫌の明らかに悪いはながいた

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