アレルギー 4

第29話

「みおが居なかったから飲み会つまらなかった。」


「ウソだ、帰りの面倒をみてくれるアタシがいないから酔えなかっただけの話でしょ?」



「バレたか。」



恭子はアタシを見て笑った。



「だって代わりの拓実に連絡するのにアイツったら携帯の電源切ってたんだよ!?どう思う?なにしてるんだか。」



アタシは恭子が言った言葉にドキッとする。


恭子が拓実君に連絡していた頃はきっと…アタシの部屋にいたんじゃないかと思った。


アタシは恭子の表情を伺う。


「なに?」



「う、ううん、何でもない。」



…拓実君は恭子にアタシの事どう話してるんだろう?



すごく気になっている自分がいた。

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