第5章

第7話

敵軍の戦士達が、大勢でこちらに向かってきた。


「ステラ!!貴様、我が軍を裏切ったな…!!えぇい!!まずは、この女共をやっちまえ!!」


敵軍のリーダーが、Cosmo quartettoの4人に襲い掛かろうとしていた。


「絶対に、そんな事させない…!!」


4人で、敵軍に立ち向かって行こうとした、その時だった。


「……ッ!!…腰の古傷が、傷む…!」


「ツヴァイ…!!」


油断した。


…動けない。


その隙を突かれ、巨大な光線がツヴァイに迫る。


攻撃が当たる覚悟をした時に、咄嗟に彼女を庇ったのはステラだった。


「ステラーーー!!」


ステラは攻撃を直に受け、地面に叩きつけられた。


皆は、ステラに駆け寄った。


「どうして、こんな無茶するのよ…!!」


ツヴァイの瞳からは、涙が次から次へと溢れていた。


「…どう、して、って…好きな人…守りたかったか…ら、ね…。」


ステラの息は、そこで途絶えた。


「…ぃやだ…!!ステラ…!!逝かないで…!!私、まだ何も伝えられてないよ…!!ステラー!!」


ツヴァイの悲痛な泣き声が、皆の心に突き刺さった…。

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