第4章
第6話
「私とステラは、幼馴染みでね…昔は、よく一緒に遊んだり勉強したりしていたの…。
私が身体を動かして大怪我を負った時も、彼は優しく私を介抱してくれていた…。」
その頃を思い出すツヴァイは、遠くを見る目をしていた。
「だけど…それは、突如終わりを迎えたの。
私達の星にも派閥争いがあってね、私達はその頃、まだ学生だったから大人の言いなりでね…。結局、私も彼も、あの頃と何一つ変われなくて縛られてる…。」
ツヴァイは、深いため息をついた。
その時、ツヴァイがよく知る彼の声が彼女の名を呼んだ。
「ツヴァイ…。」
「ステラ…どうしてここに…?」
「地球で、アイドル活動してるって言う噂を知って…。」
「それは、偵察の為?
最近、魔物がやたらと多いし…。」
ノインは、ステラを疑って掛かる。
「違う…!ただ俺は、ツヴァイに会いたくて、ここに来たんだ…!軍とか戦士とか関係ない!」
「ステラ…。」
「ツヴァイに会いたくて、ここに来た」と言われ、ツヴァイの頬は、ほんのり桜色に染まっている。
そんな中、燐はステラを見て、戦士と言うよりは、何処かの国の王子かモデルの様な人だと思っていた。
そう思っていたのも束の間、空に突如、轟音が響いた。
敵軍がやってきたのだ。
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