第6章

第16話

彼の青い瞳の奥に宿した、紅の炎…。


わたくしは、魔性の男を愛しました…。


一度、その目を見たら、逸らせない…逃れられない…。


そう思いながら、わたくしも彼のリボンに手を伸ばす…。


「貴方を欲さずには、いられませんよ…セバスチャン…」

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