第27話
少しの間見つめてると、彼が私の存在に気付いた。
さらに眉間にシワを寄せてチッと舌打ちする。
「……部外者が入ってくんな」
忌々しげに口を開いたかと思えば、そんな言葉が飛び出てきた。
「部外者じゃないし。転校生だし」
「…………は?」
そう言うと金髪の彼は少しだけ表情を崩した。
何故ビックリしてるんだ?転校生なんてそんな珍しいもんでもないのに。
「……変わったやつだな。元男子校に来るなんて」
「は!?」
今度は私がビックリする番だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます