第33話

「あ、千秋朔だ。」

槇村君の声が響く。

「ちょっと槇村君っ……、こ、こんにちは千秋君。」

槇村君が驚いて呼び捨てをしたから急いで挨拶をする。


「……こんにちは、ねな。土曜日も仕事、ていう格好じゃないね2人とも。スーツじゃないねなの姿も悪くないね。」


え、そんな事言われるとなんかちょっと恥ずかしいんだけど。


「隣のヒトは……?」

千秋君はそう言って視線を槇村君に向ける。


「え、僕ですか?」

「俺の名前知ってるって事は……、」

「か、彼氏なの!」


ごめん!!槇村君!。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る