第一章
京都から来た女!
第1話
『結構かかったなぁ・・・。あそこで何か買うか・・』
そう言って、赤いバイクがコンビニに止まる。
ナンバープレートには、京都の表示。ヘルメットを取ると金髪の髪がサラサラと落ちた。
コンビニに入り食べ物をかごに入れてると、表が急にうるさくなった。その途端、コンビニの中に緊張が走る。
段々近づいてくる騒音。
コンビニのガラス越しを1台のバイクが猛スピードで走り抜ける。その後を追うように、数台のバイク・・・。
『何かやばそうやな』
かごを置いて外に出る。
バイクは私が向かう山道に行くようだ。
『ついでや。気になるし、見に行くか・・・』
ヘルメットをかぶり、私もバイクで後を追った。
走り続けて暫くすると、1台のバイクが横倒しになっているのが見えた。
その周辺に後を追っていたバイクが横づけに止まっている。
嫌な予感がした。
バイクを止めヘルメットをはずして耳を澄ます。
山林の中から女の声が聞こえ、ポケットのものを確認して近づく。殴る音と服の破れる音が聞こえ、近づく足を速めた。
ようやくその場に到着すると、3人で女の子をレイプしようとしてる現場だった。
ポケットの物を素早くだし、走り寄って1人の男の肩に打ち込む。「ぐぇっ!」と痛みをおびた声を出した男。
「何だてめぇは!」
2人が女の子から手を離し、こちらを向く。
女の子はすぐに服をかき集めた。意識があるのにほっとして、男達に集中する。
手にもつそれを再度振り上げると、男達も側にあった枝で応戦してきた。
1人の男が蹴りを入れると同時に、もう1人が殴りかかる。
こいつ等アホやと思った。
同時に攻撃すれば逃げれへんと思ったんやろうけど、逆にあんたら私にスキを見せたって分かってへんな・・・。
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