第36話

ここ.月の国では.アメリカ大陸と同じとなっている。

王様のやかたは.カリフォルニア州ロサンゼルスにある。いわば.ここが首都だ。隣には.出雲大社がある。月の国では.日本とアメリカがいりみだっている。

「歳子.上杉謙信と念を唱えるのだ。さすれば.おおよその居場所は分かるだろう。」

「わかったわ。信長。やってみるわ。」

歳子は.念を唱えた。

「イーストコースト...。ニューヨークだわ!!」

「イーストコースト...。ウエストコーストの反対側!上杉謙信らしいな。」

昌景は言った。武田軍は幾度となく川中島で上杉軍と.地球で戦っていたので詳しいのである。

「さあ.皆.ニューヨークへテレポートだ。」

「オーケー。信長。」

ニューヨーク。

ニューヨークには.伊勢神宮があって.商業の盛んな町だ。

「謙信.商いの神様.毘沙門天だから.仕事でもやってるのかな。」

「ちげーよ。昌豊。王様と仲が悪いからだよ!」

「それもそうだ。昌景!」

「さて.どうやって探すだぁ?」

「そうだな。信房。」

「信長.なんかいい方法あるのか。」

「うーん...。とりあえず.伊勢神宮に行ってみるか。」

「それがいい。」

と島津3兄弟。

伊勢神宮。

テテテテテテテテッー!

「ゴリヨ!どこ行くだ!」

「パパ.バナナチョコ買って!」

「ダメだ!遊びにきたんじゃない!」

「やだやだ!買ってー!」

「しょうがないなぁ。」

「やったー!」

「おばさん!バナナチョコひとつ!」

「あら.かわいいお子さんね。300円だよ!」

「ほら.ゴリヨ!」

「僕.かわいい?パパ!」

「かわいい.かわいい。足手まといなるなよって言ったのに。たくっ!」

「何?パパ!美味しいよ。」

「はい.はい。」

「幻聴が聞こえる。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る