第34話

現在。

「ということで.卑弥呼は俺のお嫁さん。」

歳久は.ニコッて笑いながら言った。歳久は.更に続ける。

「俺の名前は.母上の義理の息子だから.歳久なんだよ。」

「どおりで.かわいいと思ったわけだ。卑弥呼.これからは.いつでも会えるからね。寂しい思いさせてごめんね。」

「母上様!」

「歳久の良き妻として.支えてあげてね。」

「はい!母上様!」

「家久.お前も早く.嫁さん見つけろよ!母上から気に入られてたしなっ!」

「うるせーっ!歳久!」

「そういえば.歳子.家久のこと気に入ってたな。」

信長は.ちょっと嫉妬。

「だって.ただのゲームだと思ってたんだもん!」

「昌豊よ。」

「はっ。王様。」

「わしの畑が上手くゆかぬのだ。そちの土の力でなんとかならんかのぅ。」

「無理です。」

「そんなにきっぱり.断らなくても…。」

信玄は.いじける。

「とりなおして.昌景.信房.ご苦労じゃった。」

「はっ。王様。」

「それから.みなに頼みがある。あの男を探してくれないか。」

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