第30話

「平井君!鈴山さん、ラインが既読にならない。私のことうっとおしいのかな、、、。」

「そんなことないよ。忙しいだけだよ。いつもの元気な杉澤さんはどうしたの!」

「そうだよね。私、元気がとりえだもんね!頑張ろう!」


鈴山明人は外泊から、帰ってきた。


「鈴山さん、どうしてライン読んでくれないの?」

「俺とは深入りしない方がいいよ。」

「何で?」

「俺は、過去に人を刺して、刑務所に3年入ってたんだ。俺は、君には値しない。」

「そんなの関係ないわ!ライン交換してくれたのだって、少しでも私のこと気に入ってくれてるからよね!」

「、、、。」

「値しないって、、、。私が幸せになりたいの!私は私が幸せにならないと人生意味ない!」


平井秀知は、そのセリフに気づかされた。


「幸せにならないと意味ない?そうだ。意味ない。杉澤さん、ありがとう!」

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