第24話

あれから、1カ月は無視されてる。

もう、ダメかな。


「平井君!面会室で相談のってくれる?」

「杉澤さん、今日は無理。他の患者さんの相談にのるから。」

「山田さん、面会室行こうか。」

「はい。」


平井秀知は、気持ちを押し殺して、患者さんの相談にのる。


「ありがとうございます。」

「はーい。大丈夫だからね。」

「はい。」


「平井さん。今日、飲みに行かない?」

「いいスッヨ。倉藤さん。」


Bar Sky。


「平井さん、何黙々と飲んでんの?飲み過ぎだぞ。」


平井秀知は、黙々とショットを飲んでいる。


「僕が誘ったからあれだけど、もう飲むな。」


「お姉さん、暇?ラブホ行かない?」

「いいわよ。私のタイプ。フフッ。」


「平井!よせよ!帰るぞ!」

「残念。」

「残念だわ。」


「どうかしてるぞ!」

「どうもしてねーよ。」


頭いてー。今日、有給取ろうかな、、、。

いや、ダメだ。人手が足らん。

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