第16話

「おはよースッ!平井さん。」

「倉藤さん、おはよ。」

「ところで、平井さん、斉藤さん双極性障害になってしまって、北原精神科病院に入院してるらしい、、、。」

「まじで?」

「うん。」

「、、、。」


平井秀知は仕事帰りに、斉藤さんを見舞うことにした。


北原精神科病院。


「斉藤さん、面会ですよ。」


面会室。

斉藤梨花は、立ち止まった。


「何しにきたの?笑いにきたの!」

「大丈夫?」

「優しくしないでよ!私、こういうの大っ嫌い!」

「斉藤さんが、見回ってても、亡くなってたかもしれないよ。あまり自分を責めないで。ケーキ買って来た。良かったら食べて。じゃ。」

「うっ。ひっく。」

斉藤梨花は泣いた。


翌日。

「くれーな。平井さん。」

「別に。倉藤さん。」

斉藤さん、、、ごめん、、、。

「そろそろ、来るんじゃねーか。石田さん。」

「ああ。」

こんな時は、石田さんに会いたい。

それから、1週間後。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る