第10話

師長に呼び出されるだろな、、、。


平井秀知は、買ってきておいたコカコーラ0を冷蔵庫から取り出し、咲の大好きなコカコーラ0を見つめ、一気に飲みほした。


パッタンッ。


「平井さん。」

「はい。師長。」

「看護部長からお話があるから、行ってきて下さい。」

「分かりました。」


会議室。


「平井さん。」

「はい。部長。」

「師長が斉藤さんから聞いたそうだが、患者さんの石田咲さんに恋愛感情を抱いているのは本当かね?」

「別に抱いておりません。」

「そうか。しかし良からぬ噂が立つのは良くない。君は急性期病棟には惜しい人材だが、明日から老人専門病棟に移動してもらう。」

「はい。」


クソッ。石田さんが入院してくるのは、急性期病棟。もう会えない。落ち込む。かなり、、、。

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