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「お前は…怒らせるの…天才なっ!」


ってお兄ちゃんが行ってきた、


「はぁ?別に怒ってないですよ!」


って口調が少し変わった、


お兄ちゃんの方から、あたしの方に向いて


下に…目線向けた


「あっ!この子が空翔くんですか?」


おっ…推しに…あたしの弟が…


しゃがむ推し…キラキラ星が瞬いてる


何?…これはなんなの?


「はなちゃんに似てますね?」


あたしは推しに撫でられている、



あたしを見上げる……


はな…ちゃん?…あたしのこと?


だけど…頭の中で…コダマする


"はなちゃん"だけど再生されてる声は

小さい子の声


何?…何なの?


はなちゃんなんて呼ばれたの初めてじゃない


だけど…なんで?なんでコダマするの?


「忘れてる?…あたし…」


そうなの?…


「お姉ちゃん?」視界が歪んで見える


なんで…懐かしい気持ちになるの?


なんで…涙がでてくるの?


それが…わかんない、


視界が鮮明になると床に涙が落ちた


「なんで…泣くんだよ!…」


あたしの推しがそういった…


「わからない…だけど…」


「泣く女って、うっぜぇ〜」

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