目の前に推う子さまっ!

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「えっ…」


これは夢だ…夢に違いない目を擦る…


そして目を細めて、見てみると…全然消えない、


「あたし…目を覚ませ!」


頬を思いっきりつねっても起きない…いやっ!起きてるけど…痛いもん…


「これ…現実?」


あたしは自分の置かれてる状況と…自分の格好を改めて見る…


ドアを静かに閉める…だって…日曜日だから、


パジャマだよ!


「パジャマ…見られた」


まぁ可愛い部屋着を見られたけど…


アイスポッケってブランドのパジャマだから良かった!……くない!


良くないよ〜


すると…「俺…今日…こいつと出かけるんだ!いいだろ?!」ってドアの向こうから聞こえてくる、


「お兄ちゃん…何言ってるの?」


するとあたしは…「そうなんだ、行ってらっしゃい」って言う、


しかも…あの人…あたしの最推しと…お兄ちゃんが…友達?…なの?


羨ましい…けど…あたしはファンだから一定の距離を保っていなきゃ!

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