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助けを求めているのに、誰も見ないふりをしていた


先生は通らない


すると使われていない空き教室に着くと入れられて


「連れてきてくれて…ありがとぅ」息たっぷりボイスでそういった


それは…3年生の…美人と噂の、仲川先輩だった


「ねぇ…」あたしの方に近づいてきた


あたしは知らない女子に羽交い締めにされて


先輩の綺麗な顔が近づく


先輩はあたしに近づいてきて、腕組みをして


「ねぇ…あなたぁ…多月たつきくんに色目…使ったのね?」


色目?…どんなめ?…あたしの瞳の色?


少し茶色っぽい少し瞳のそばが青いけど〜それのこと?


ハテナを浮かべていたら


「そうよ!みんな女子は多月くんに近づかないが!この学校の暗黙のルールなの!」


めんどくさい…面倒くさすぎて…


「あの〜…あたし断ったんですけど…」


「ダメよ!…だって…あなたは…多月くんを恋に落としたんだもん…罪は重いわよ!」

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