第34話
部屋へ戻り、休憩を挟むと拓海の酔いも少しは
冷めてきたみたいで。
「─…風呂、行くか。」
「大丈夫なの?」
「ん、へーき。」
歩きながら繋いでいた手が頭に乗るとクシャと撫でられ…
「千世はゆっくり眺めてきな。」
…眺める⁇
手をひらひら振りながら男湯へ入って行く背中を見送ると私も中へ入った。
内風呂から一歩、外に出てその意味がわかる。
──……これが私に見せたかったもの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます