7 韓国のファン
第34話
ある日。綾子がラジオをつけながら運転していると、白い空が登場した。
千葉県内にある地元のラジオ局だが、便利な現代ではスマホ一つで全国から様々なラジオが聴ける。綾子が名古屋を通りかかった時である。
司会者二人による簡単な紹介。それが終わると代表曲一曲が流れた。歩実が作った楽曲で、深みあるラブソングだ。
曲が終わると司会者達は鈴音と歩実ばかりに質問してくる。二人はそつなく答える。
白い空の登場に綾子は喜んだが、物足りなさも感じた。蕗江の発言がほとんどなかった。
綾子が休憩所でSNSを確認すると、不満をもらすファンが何人かいた、
「鈴音と歩実も好きだけど、他の三人が不憫だ」
「五人を平等に接して欲しかった」
それに対して三人は、
「局には時間が限られていたので皆さん怒らずに」
「白い空が知られて良かった」
「鈴音と歩実を労って欲しい」
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