第30話

そして放課後になると、桜たちは親が迎えにきていた。



「やっぱり昨日の今日で怖いからね、今日から一週間は私と直哉と晃の親が交代で迎え頼んだの」



「ああ、だからほら。お前も乗れよ。今日は俺ん家の親だぜ」



そういって晃がニカっと笑ってみせる。



「ほら気にしないで乗れよ」



そういって直哉もポンっと私を車に乗せようとする。



「ごめん、今日ね中学の時の友達が遊びにきてるのだからさ。今日は大丈夫だよ」



そういうと、そうなんだっと言って皆車に乗り込んだ。



「でも何かあったら電話してね」



「うん大丈夫だよ」



「じゃあ美咲また明日な」



「美咲気をつけろよ」




じゃあねっと手を振り皆とそこで別れる。



そして大通りまで歩いて行きタクシーをひろい、○○ホテルへ向かう。



○○ホテルってVIP専用のとこだよね。

ああ、嫌なんだよねあそこ。


あそこに住んだり、宿泊する人たちは知り合いがいそうで嫌だなっと思っていたので普段は絶対に近づいたりしないのにな。

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