第33話

『梶木』とはこの辺で一番大きな闇金。


金はいくらでも貸してくれるが、返さなければ命で払わせるのが梶木、なんてのは有名な話のかなりヤバい金融会社。


でも、私が運がよかったと言えるのはたった1つだった。


そこの長男坊の銀之助が初めて任せられた支店が私の親が借りたとこだった。



私の親は最初に1億という金額を借り、返済せず賭け事や買い物に全てを使い切り、次は娘の私を担保にまた2億借りたんだ。



勿論普通なら有り得ない事。

でも、世の中有り得なんてないんだ。

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