第31話

「い、行っていいの?」



涙はどっかへ引っ込んだかのように、皆は私を見ていてそしてそう発言したのは修二だった。



「うん、今日ね凜にいも「え、凜太郎さん今日早いの?」



凜にいも早く帰ってくるしって言おうとしたら、雅人さんに話を遮られた。




「うん、早いって、今日定時みたい。

てかこれ、自分で渡しなよ、凜にい喜ぶよ」



そう言って、私に渡された焼酎の黒瓶を雅人さんに返す。



「そうだね、わあ、凜太郎さんに会えるのか。嬉しいな」



そんなふうに、雅人さんは嬉しそうな顔をしてはしゃいでいた。

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