第26話

「凜にいは、きっと私の人生の光だった。

凜にいは私に何も求めずに愛してくれたんだ。


だから、私は息ができた。

だから、私は睡眠ができた。

だから、私はご飯を食べれた。


生きる事が出来たの。


多分ね、凜にいと出会ってなかったら、凄い卑屈でね。良い人たちを見過ごしてたと思うんだ。


ママやオーナー、それに何人かだけなんだけどね、お客様も本当によくしてくれた人もいたの。


それに気づけたのもきっと凜にいのおかげ。

だからね、私にとって凜にいは、とっても大切な存在なの」




そう言えば、皆は言葉をなくしたように、そして圧倒されたよう私の話しを聞いた。

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