第38話

葵衣side


お義父様が部屋に入ってきてしばらくすると


扉の前から人の気配がした


「食事の支度が整いましたので広間へお越しください。」


そういうと気配は消えた


お義父様たちは立ち上がり私に食事を用意してらから一緒に食べようと言ってくれた


そして広間に入ると左右に組員の皆さんが並んで座っていた


私たちが中に入ってしばらくするとあの人たちも入ってきた


そしてお義父様が私の紹介をしてくれた


それからは組員の人たちはお酒を楽しんでいた


そんな時、私の目の前に男の人が現れた


「初めまして、私組長側近の齋藤 直人と申します。主に組長の側におりますが、これから先顔を合わせることもあると思いますのでお見知りおきを」


「こちらこそよろしくお願い致します。」


私に頭を下げた直人さんを見て私も頭を下げる


それにしても、あの人の側近の人に似てるなぁと思っていると


「うちの息子は葵衣様の言うことをちゃんと聞いておりますか?」


「えっ!息子さんですか?」


「はい、うちの家系は代々西宮組の側近をしておりまして、息子は若の側近をしております。」


「そうなんですね。お忙しいのか私はあまりお話したことがまだないんです。」


「そうですか。息子が何か失態を起こしたら私が一から教育し直しますので遠慮なくお申し付けください。」


そういうと直人さんはいなくなった


しばらくして私たちは帰ることになった

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